シンセサイザー研究室

シンセの今後

次世代ハイエンドシンセ(2022年以降)

ハードウェアシンセサイザー史上、最も最先端を行ってるKORG KRONOS2をベースに
ハイエンド次世代シンセの未来を予測してみる。

※ Nautilusで折角進化させるチャンスだったのに、ハードもユーザーインターフェイスもOSもストレージ周辺も退化してしまったのです。。。
Nautilusをソフトウェア的にKRONOS2と同等にするために44000円でKRONOS Sound Librariesを売り始めた辺り、
KORGも「やっちまった!」と思ったのでしょう。。。

KORG KRONOS

KRONOS2に足りない物を挙げるとすると次のようになる
 1.ハードウェアの拡張性(メモリ、DSPボード増設によるハードウェアアップグレード等)
 2.起動の高速化
 3.ユーザーインターフェイスの改良
 4.さらなる軽量化
 5.さらなる低価格化

1.ハードウェアの拡張性
システムボード、メモリ、大容量ストレージ(SSD)の交換が出来る仕組みにした方が良いのではないだろうか。
ある程度メモリやSSDの交換を許すとか(定められた規格に準拠した製品をピックアップしてテストするとか)
PCアーキテクチャを選んでしまった以上、CPUはコロコロ変わるし、ソケットも変わってしまうので、システムボード交換キットを売り出して ユーザーにやらせるとか(もちろん交換サービスも有償で提供)

2.起動の高速化
これは起動時のシステムファイル整合性チェック、アクティベーションチェック、OSブートとPCMデータ読み込み動作から来るもので、 ダウンロードコンテンツを置く場所も必要なので、大容量且つ高速なM.2 NVMe SSDに置くことで解決出来ると思われます。

3.ユーザーインターフェイスの改良
タッチパネルの大型化、レスポンスとGUI描画の向上はして欲しい。iPad Air~Pro並に。
あと、どうしても言いたいのは「鍵盤はこだわってくれ」と。ヤマハとローランドの最上位機種だけだよ、まともなの。。。
奥がへこまないのはおかしい(許されるのはポータブルキーボードまで)、セミウェイテッド、アフタータッチも要る。
テンキーも要る。スライダーもオルガン扱うなら要ると思われる。(ムービングフェイダーだとなお良し(笑))
ノブやスライダーはLEDで音色変更時に位置が判るようにするってのも要ると思う。

4.さらなる軽量化
ハードウェアシンセサイザーって意外とデザイン重要なので、 デザインが犠牲にならない程度で軽量化するしか無いかと。
生産コストとライブでの運用に耐えうる耐久性の兼ね合いだけど、 枠に木材を使用とか天然皮革使用とか変なことはしないで良いと思います。
軽量素材を使用した特別モデルを用意するとか、付加価値を付けるのも面白いかも知れません。

5.さらなる低価格化
まぁねぇ。企業努力かなぁ。一番掛かるのはソフトウェア開発による人件費だと思うので。
ハードで儲けるスタイルからデータとソフトウェアをネット販売で儲けるスタイルに変えるとか。
ローランドとコルグはやり始めてるけど、ハード側のストレージが貧弱でクラウドでダウンロードとかかったるい。
アクティベーション方式で、全コンテンツダウンロード出来るくらいのストレージを積んでくれ。


ローランドとヤマハはオリジナルSoCの道を歩み続けるが・・・

SoC(System on a Chip)とは、一個の半導体チップ上にシステムの動作に必要な機能の多く、あるいは全てを実装するという設計手法で作られたチップの事。

ローランドは独自のBMC(Behavior Modeling Core)チップ、ヤマハも独自のSWP(Standard Wave Processor)+組み込み向け汎用CPU
を採用し、ソフトウェアとユーザーインターフェイスを変えただけの製品を出し続けている。
OSはローランドなら、なんと日本製OS「TOPPERS」(Toyohashi OPen Platform for Embedded Real-time Systems)μITRON仕様のリアルタイムカーネル)
ヤマハは組み込み用Linuxを使用しているようだ。

しかし、両社ともマンネリ化で過去のシンセの焼き直しばかりなのが心配です。
(たまにウェーブテーブルシンセ「n/zyme(エンザイム)」のような新規ソフトウェアがあると安心)
また、32bitでメインDRAMの容量やスピード、ストレージ周辺、ディスプレイ周辺の進化がさっぱり無く、そのうち壁に当たると思われます。

ゲーム機で言うところのPlayStation5くらいになって欲しい。ソフトとデータのネット販売で生き残れるようなプラットフォーム戦略を練って欲しい。
(ローランドクラウドって成功してるのかしら?)


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