シンセサイザー研究室

DAW用PCを買う

DAWとはDigital Audio Workstation の略で、デジタル音楽制作環境のことです。
DAWソフトウェアはシーケンサーと呼ばれる楽曲の録音再生機能、バーチャル楽器、オーディオミキサーなど
トータルで音楽制作を行えるソフトウェアの事です。
代表的なDAWソフトに「Cubase」などがあります。
Cubase
https://new.steinberg.net/ja/cubase/

世の中には大きく分けてMacとWindows機の2種類があります。さて、ではどちらを選べば良いのでしょうか。
実はどちらを選んでも音楽制作は出来ます。なので、デザインと趣味で選びましょう。

PC用ゲーム(オンラインでもオフラインでも)をやりたい人はWindows機で決定です。
Windows用のゲームの方が圧倒的に多く、ビデオカードも強力な物が使えるためです。

macOS、iPhone、iPadのアプリケーションが作りたいという人はMacに決定です。開発環境XcodeはMacにしかありません。
※ Visual Studio 2017やVisual Studio for MacがモバイルやMacに対応しますが、各種新バージョンOSに対応が簡単に追従出来るかどうか・・・

Logic Pro XというDAWアプリケーションを使いたい人もMacに決定です。Mac版しかありません。
AppStoreで23800円でダウンロード販売しています。

どちらでも良いという人はデザインで選んでください。どちらでも大抵の事は出来ます。
iPhone、iPad、Apple Watchなど、アップル製品の管理や連携がしやすいのもMacですね。

機能が限定されてますが、完全無償のDAWソフトなんてのもあります。
Studio One Prime
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/prime/
ProTools | First
http://apps.avid.com/ProToolsFirst/jp/
Cakewalk by BandLab(SONAR Platinum を無償化した物。プラグインのバンドルは少ないが、機能は最上位版)
https://cakewalk.bandlab.com/

Macの場合

ラインナップは小型デスクトップのMac mini、ディスプレイ一体型デスクトップのiMac、ノートブックのMac Book Pro、
iMacの最上級iMac Proがあります。※Mac Book AirはDAWには向かないかも。。。
※ Macの製品寿命はアップルケアに入って最大3年。macOSの寿命も3世代まで。
作りが特殊すぎて壊れたら終わりです。3年で買い替えと考えてください。


Mac mini

2018年秋に登場したMac miniはパワフルになってます。
Mac mini

CPUは第8世代Core iプロセッサです。(Coffee Lake)
Core i3(おそらくCore i3-8100)でもクアッドコアで前世代のCore i5相当となっており、かなり強力です。
SSDはシステムボードに直接付いていて、いじれません。
メモリも頑張れば自分で増設出来ますが、特殊な工具等を使ってシステムボードを外す必要があり、かなり厄介です。
スペックは購入時に覚悟を決めて勝負してください。また、アップルケアに入った方がよさそうです。
メモリーは16GB、SSD 256GBと言ったところが無難でしょうか。
アップルストアで購入するとメモリは2枚刺しで来ます。(自分の買ったメモリ容量の1/2が2枚刺さって届く)
SSDは容量が多いほど、スピードが速くなり、壊れにくくなります。システムボード直付けなので一発勝負です!
SSDの死はMac miniの死亡を意味しますので、バックアップは必ずTime Machine機能等で取りましょう。

ディスプレイ、マウス、キーボードは付いてこないので、自分で用意します。
ディスプレイはHDMI接続、マウス、キーボードはBluetoothを使って無線接続で良いでしょう。


Mac Book Pro

プロ用のスペックを有したノートブック型Macです。
Mac Book Pro
重たいですが、Retinaディスプレイは綺麗ですよ。

SSD、メモリ、Touch Barなど、全てがシステムボードに直接付いていて、いじれません。どれか壊れたらアウトです。
スペックは購入時に覚悟を決めて勝負してください。また、アップルケアに入った方がよさそうです。
USB Type Cしか無いです。付属の充電用USBケーブルは通信でも使えますが、速度がUSB 2.0相当となっています。ご注意ください。
メモリ16、SSD 256GBと言ったところでしょうか。


iMac

一般向けのディスプレイ一体型デスクトップMacです。ってか薄っ!
iMac
マシンパワー的には一番下のモデルでも全く問題ありません。
やはりメモリ増設、SSD換装などは不可能なので、スペックは買うときに覚悟決めて勝負してください!
メモリは16GBの方が快適。SSDがオススメです。


iMac Pro

プロ用ワークステーションiMacです。
最低構成で税込60万円しますし、他モデルより圧倒的に速いマシンです。
Mac mini 2018が意外に速くなり、iMacとiMac Proの中間に入ってきましたが、もっと速いマシンが欲しい!
物凄くたくさんソフトシンセやエフェクトを動かす!といった場合に選んでください。
iMac Pro
CPUコア数、メモリ容量はVSTi/AUプラグインをどのくらい同時に動かす必要があるかを考えて決めてください。
・・・と言っても、DAWで使う場合は最低スペックすら常軌を逸したスペックとなっています。。。

自分でメモリやSSD増設とか不可能と考えてよいです。修理も無理でしょう。
使ってるパーツが何から何までプロ用なので、買うときに必要なスペックを気合い入れて決めて買いましょう。
Apple Careは必須でしょう。


ソフトウェアについて

ソフトウェアはAppStoreで無償のGarage BandやLogic Pro(23800円税込)があります。


Windows機の場合

ノート型、デスクトップ型、各社色々出していますが、正直余計なハード、ソフトを入れすぎです。
まず、余計なソフトを削除する作業から始めないといけない上に、どれを削除したら良いのか判断に迷う事もあります。
PC-soft PC-soft2
っていうか、何コレ地雷?嫌がらせ?(国内大手企業のコンシューマー向けは殆どこんな感じ)


自作?作って貰う?(BTO パソコン)

個人的には次の章で紹介しますが、自分でパソコンを作ってしまった方が不具合の少ないDAW用パソコンが作れます。
しかし、自分で作るとなると、敷居が高いのも事実。だったらプロに作って貰いましょう!という事でBTOパソコンを勧めてみます。
BTOとは「Build to Order」の略で注文を受けてから組み立てが行われる生産方法の事です。ショップブランドパソコンなんて言い方もします。
欲しいパーツをチョイスしてプロに作って貰うのです。
BTO PC

次の章でパソコンを自作する人の為にパーツの選び方を書いてるのでそれを見てみてください。
出来合の物をそのまま注文せず、必ずカスタマイズしてください。

今、秋葉原のPCショップはドスパラ(サードウェーブ)、ツクモ(ヤマダ電機系)、
BUY MORE(「Faith」「TWOTOP」「FreeT」「パソコン工房」を統合した店。ユニットコム系)
※ MCJという大きな会社の下にがマウスコンピュータとユニットコムと言う会社があり、自作PCなどはユニットコムが担当
などがあります。秋葉原に店舗もあり、実際店舗に入ったこともありますね。


ビジネス向けパソコン

店頭で売っている一般向けパソコンではなく、法人、SOHO向けパソコンでも良いかも知れません。(法人500名以下向けとかなっている物)
多少、余計なツールをアンインストールする必要がありますが、有名国内メーカー製ほどではなく、ほぼクリーンな環境が低価格で手に入ります。
business-pc
有名どころで、DELL、HP、Lenovo、Mouse Computer、Epson Directなど。
DAW用なので、カスタマイズしてCPUパワーなどは高めの物をチョイスしてください。メモリやHDDは市販の安い物に交換可能です。


プロ用ワークステーション

多少高くても信頼性が高く、サポートがしっかりしてる方が良いという場合は、HP社のワークステーションが良いかも知れません。
HP Workstation Z2
私が仕事先でよく導入してるのですが、CAD関係、医療関係、映画、アニメのCG制作の現場で採用実績が多数あります。
Avid Pro Toolsシリーズの公認ワークステーションでもあります。
信頼性が高く、東京で作られてて初期不良も少なく、サポートもしっかりしています。
モデルによってピンキリですが、電源からしてが80Plus GOLD、CPUがXeonプロセッサ、
メモリがECC付き(エラー訂正機能)と個人用パソコンとはパーツの信頼性が雲泥の差だったりします。(Mac Pro並)
エヴァンゲリオンやワンピース劇場版のCGはHP Workstationで作ってるそうです。24時間3Dレンダリングさせても耐えてるらしいです。

Z2がDAWにちょうど良いのではないでしょうか。
※ ビデオ機能はDAW用途であればCPU内蔵でも良いかも知れません。
ビデオカードを増設する場合、NVIDIA Quadroとか聞き覚えの無いものになりますが
Geforceのプロフェッショナル版と思ってください。(OpenGL重視なのでCubaseとかにも向いてる)

HP Workstationのページ
http://jp.ext.hp.com/workstations/

必ずなんらかのキャンペーンやってるので、それを狙ってください。


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