シンセを買う(ライブ向け)
必要な条件
1.ライブで使える音色が揃っている
2.持ち運べる(可搬性や堅牢性)
3.安定稼動(演奏中トラブルが無い)
上記3つを考慮して考えていきます。
1.ライブで使える音色が揃っている
ライブで使う音色ってどんな物があるでしょう?
キーボードパートでよく使う音色というと
ピアノ、エレクトリックピアノ、ストリングス(生、シンセ)、オルガン、ブラス (生、シンセ)、ソロ用シンセサイザ音色(リードシンセ)
こんなところでしょうか。
ということは、こういった音色が揃ったキーボードを購入すべきですね。
あと、ポイントとして、
・最大発音数が十分か
・音色を自由に重ねて(レイヤー)演奏出来るか
・音色の切り替えがボタン一発で素早く出来るか
といった点も考慮しましょう。
2.持ち運べる(可搬性や堅牢性)
電車、バスなどで移動となると、4~6kgくらいの軽量キーボードを選ぶしかないでしょう。
最近の軽量シンセサイザは最上級ワークステーションシンセサイザーと比べても遜色ない物
が出てきています。
充電池だけで動くキーボードやアンプもあります。
3.安定稼動(演奏中トラブルが無い)
やはり、ハードウェアシンセサイザが無難だと思います。
ハード的にもソフト的(バグで止まる等)にも安定しています。
万が一の場合も電源オンオフで素早く復旧する点も良い点です。
電源のすっぽ抜けには十分注意してください。ACアダプタの場合こんな風に取り付けます。
それでは、具体的に楽器を紹介します。
YAMAHA CK61/88
必要最低限の機能をまとめ上げた、ステージ専用キーボードです。
同時発音数128音のPCM音源で、ライブで必要とされるであろうあらゆる音色を内蔵しているライブ用軽量キーボードです。
本体重量(電池無しの状態で)5.6kgです。(88は13.1kg)充電池8本で駆動するので、電源が無いところでも演奏可能です!
ピアノ、エレピ、ドラムサウンドを筆頭にオルガン、ストリングス、シンセサイザ音色等、ライブで使えるヤマハの音が収録されています。
音色を選ぶのもLiveセットに登録しておいてボタン一発で選べます。
エフェクターもドライブx1、マルチエフェクターx2(36種類)ディレイ、リバーブ、EQと充実してます。
音声入力端子が搭載されており、弾き語りに使用したり、ボコーダサウンドを出したりといった事が可能です。
スマホなどの音楽をbluetoothを使って受信して、音楽プレーヤーに合わせて弾いたり出来ます。
USB MIDIに対応し、オーディオインターフェイスとしても使えます。
移動手段が電車やバスで重いのがキツイ、予算が少ない、電源が無い所でもライブをしたい、機械が苦手といった人にオススメです。
シンセサイザーではないので、音色を全く作らない人向けです。
詳細はこちら
https://jp.yamaha.com/products/music_production/stagekeyboards/ck/index.html
ROLAND JUNO-D
2024年9月に発売の初心者~中級者向けシンセサイザーです。
(2004年にも同名のモデルが存在するので中古やメルカリでの取引には気を付けて!)
鍵盤が上位機種FANTOM-0シリーズと同じセミウェイテッド(JUNO-D8はピアノ鍵盤)です。
低価格モデルでありながら、鍵盤がしっかりしています。
ROLAND社のZEN-Core音源をシンセパート7つとドラムパート1つ同時に扱えるようにしたシンセです。
同時発音数は音色の作り方で上下しますが、概ね128音は鳴ると思われます。
ライブで必要とされるであろうあらゆる音色を内蔵している軽量キーボードです。
ZEN-Core音源はPCM音源とアナログモデリング音源のハイブリッドな為、生楽器やシンセサイザー特有の音色を混ぜて使える所がポイントです。
本体重量5.8kgです。USB-Cのモバイルバッテリで駆動するので、電源が無いところでも演奏可能です!
音声入力端子が搭載されており、弾き語りに使用したり、ボコーダサウンドを出したりといった事が可能です。
USB-C 端子を使用してPCに接続し、MIDIキーボード、オーディオインターフェイスとしてもも使えます。
エクスパンジョンデータを1スロット分持っています。
また、ユーザーメモリ領域にサンプルデータを読み込んで、右側のPADで再生させたり音源として使用することも出来ます。
7パート+リズムパートを同時に使用して音色を重ねたり左右に分けて鳴らしても良いですし、MIDIチャンネルを分けてマルチで使ってもOKです。
移動手段が電車やバスで重いのがキツイ、予算が少ない、電源が無い所でもライブをしたいといった人にオススメです。
上記のヤマハCKシリーズと違い、シンセサイザーであり、音色を作ったり、ローランド社他機種のZEN-Core音源の音色をインポートして持っていく事が可能です。
詳細はこちら
https://www.roland.com/jp/promos/juno-d_series/
YAMAHA MODX+
詳細はこちら
https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/modxplus/index.html
MODX6+、MODX7+がセミウェイテッド鍵盤で、MODX8+がGHSピアノ鍵盤です。
ヤマハはピアノ、管楽器、木管楽器、パーカッション、ギター、ドラムまで
「本物の楽器」を作ってるメーカーです。
本物のヤマハの楽器を録音した音がするのが最大の魅力です。
中身は「MONTAGE」の機能縮小版です。
とはいえ、収録されているPCM波形はMONTAGEと全く同じで、FM-Xという8オペレータの強力なFM音源も搭載しています。
シンセサイザーとしての音作りの自由度も最上位機種MONTAGEと全く同じです。
本物の楽器を作っているメーカーなので産地直送のリアルな音が沢山入っています。
容量も大容量で、どんなジャンルもこなします。ピアノ、ギター、フルートやブラス、
パーカッション系波形の充実度は突出しています。
AWM音源は8種類の波形を1セットにして1ボイスとなっているので8つ音を重ねても良いし、
鍵盤を弾く強さで切り替えれば8段階までOKということになります。
音色は16パートまで重ねたり出来ますし、16パートマルチティンバー音源としても使えます。
各パートにAWM音源、FM音源どちらも設定可能です。4パートで作成すると、
音色切り替えの時にスムーズに音が繋がる「SSS (Seamless Sound Switching)機能」が使えます。
フィルタ、エフェクト等のエンジンも秀逸で、今まで培ってきたヤマハのノウハウが凝縮されています。
USBオーディオMIDIインターフェース機能もあるので、マイクやギターの音を録音したり、PC用音源としても使えます。
MONTAGEとの違いは以下の通りです
・大幅な軽量化
・物理ボタンやノブ、スライダーの省略
・キーボードの品質(アフタータッチ無し)、ホイールの位置
・エフェクタが12個+AD/DA用1つと減り、音切れ防止機能が最大4パート構成の音色までとなっている
・AD/DAコンバータの質
・USBオーディオインターフェイス機能の違い(44.1KHz固定、パート数)
など大分変ってますが、それでもMONTAGEと比べて遜色無い音が出ます。
最大同時発音数がPCMが(ステレオでも)128+FM-Xが128となり、プロ顔負けのシンセサイザと言えます。
Cubase AIも付属しています。
軽量化されているので、持ち運びも楽です。
シーケンサーがMOXFにはありましたが、MONTAGE同様簡易シーケンサーになってます。
MONTAGE、MODX、XS以降のMOTIF、MOXFの音色データと互換性があり、読み込ませることが可能です。
FM ConverterでDX7などの音色データを変換出来るところもMONTAGEと一緒です。
MODX ConnectでDAWからVST3として扱えるソフトもあります。
ROLAND AX-Edge
49鍵のフルサイズ鍵盤採用のショルダー・キーボード(キーターとも言う)です。
本体重量は4.2kg(電池含まず)
白と黒のモデルがあります。
PCM+アナログモデリング音源を内蔵したライブ用ショルダーキーボードです。
充電池8本で駆動するので、電源が無いところでも演奏可能です!
スマホまたはiPad用エディタも無償公開しているので細かい音色エディットも可能です。
音源はフラッグシップ楽器FANTOMと同じPCM、バーチャルアナログのハイブリッド音源 ZEN-Core音源を搭載しています。
1パート4パーシャル使用可能。(パーシャル=オシレータ)
パーシャル毎にPCM、PCM-SYNC、バーチャルアナログ、ホワイトノイズ、Super-Sawを好きに選べます。
パーシャル毎にピッチ、フィルタ、アンプ、LFOx2、EQの細かい設定があるので、バラバラに自由に設定できます。
Ver1.10からSynth-EX音源からZEN-Core音源に名称が変更され、ZEN-Core音源(FantomやZenologyといったZEN-Core対応機器)の
音色データを読み込めるようになりました。
また、Sound Pack(Drum Kitは対象外)、Wave Expansionライブラリを読み込めるようになりました。(Roland Cloudにて配布)
バーチャルアナログだけでなくPCM音源もJUNOに負けない程収録されており、鍵盤サイズがフルでアフタータッチも付いてます。
リボンコントローラも押し込んで変化を付けたり多種多彩なコントローラが付いています。
ライブで動き回りたい!目立ちたい!ギターに負けたくない人、
電源が無い所でもライブをしたい人にオススメです。
キーボード下のブレード部分は取れるようになっていて、自分で好きなデザインに出来ます(自分で色塗ったり出来る)
デザイン、Edgeだけにエッジ効きすぎなので、振り回して周りにケガさせないように気を付けて!
詳細はこちら
https://www.roland.com/jp/products/ax-edge
KORG RK-100S 2
ショートとロング、2つのリボン・コントローラーを搭載した37鍵のミニショルダー・キーボードです。
本体重量は3.5kg(電池含む)。
赤と黒と白のモデルがあります。2になって木目が際立つ塗装になってます。※ホワイトはグロス・フィニッシュで木目無し光沢あり。
前のモデルからプリセットが刷新され、ソロ音色を中心に強化されました。
アナログモデリング音源を内蔵したライブ用ショルダーキーボードです。
充電池または通常の乾電池6本で駆動するので、電源が無いところでも演奏可能です!
PC用エディタも付属しているのでPCからの音色エディットも可能です。
音源はmicroKORG XL+と同じで、鍵盤はMS20miniで採用されたスリム鍵盤です。
ライブで動き回りたい!目立ちたい!ギターに負けたくない人、
電源が無い所でもライブをしたい人にオススメです。
ROLANDのAX-Edgeのような本格的なPCM音源は無いですが、アナログモデリングの存在感があり、軽量コンパクトです。
鍵盤下のロングリボンコントローラも特徴的です。
詳細はこちら
https://www.korg.com/jp/products/synthesizers/rk_100s2/
KORG SV-2
本体重量はSV-2-73が18.3kg , SV-2-88が21.5kg。前のモデルより1kg(スピーカー分)重くなってます。
国内ではスピーカー付きモデルしかありませんが、スピーカーが付いてて何も繋がなくても音が鳴るので便利です。
譜面立てやダンパーペダルも標準装備です。
鍵盤はピアノタッチ鍵盤RH-3(京都・美山町で作ってて、シンセサイザーKRONOSでも使用されている)となっています。
大容量波形を72音色に厳選して収録しています。
FMエレピ波形も本家ヤマハよりサンプリングの仕方が上手かったりします。
発音数も128音で、音切れの心配もありません。
エフェクターも6つに厳選し、真空管回路「Valve Reactor」を搭載し、本物の真空管を通した暖かみのあるサウンドが出ます。
シンセサイザーのようにピッチベンドやホイール、アフタータッチ等は無いですが、キーボードサウンドに特化し、
簡単な操作でライブに使える楽器となっています。
フェイバリット・サウンド選択スイッチ(デカイ1~8のボタン)に作った設定を登録しておいて、
ライブではスイッチ押すだけで切り替えられます。
細かい設定はPC用エディタが用意されているので、それを使って編集出来ます。
詳細はこちら
https://www.korg.com/jp/products/synthesizers/sv_2/
ROLAND RD-2000 EX
ローランドのステージピアノです。ピアノ、エレピが得意です。
2024年7月に「EX」が付きました。初代RD2000のユーザーはRoland Cloudでアップグレード可能です(有料)
「EX」でGerman Concert、Essential Uprightという2つのV-Piano Expansionが追加されました。
本体重量は21.7 kgです。
RD-2000 EXはV-Pianoテクノロジーを使った発音数無制限のモデリングピアノ音源とPCM音源、Super Natural音源を搭載したステージピアノです。
V-Pianoテクノロジーは弦、フレーム、響板など、ピアノの構造そのものを個別にモデリングし、個別にその振る舞いを再現することで、
相互に影響を与えあう、複雑なサウンドを生成します。連打したり、弾き方や微細なタッチの違いが出てくる音に反映されます。
加えてRD-800と完全互換の同時発音数128音のPCM音源とSuper Natural ピアノ、エレピ、オルガン音源を搭載しています。
鍵盤に採用されている88鍵PHA-50鍵盤(プログレッシブ・ハンマー・アクション 50)はローランドのデジタルピアノ上位機種でも採用されています。
拡張メモリ領域を2スロット持っていて、Roland Cloudで拡張音源データをダウンロードして使えます。
詳細はこちら
https://www.roland.com/jp/products/rd-2000_ex/
ROLAND RD-08 / RD-88 EX
ローランドの軽量ステージピアノです。
RD-88 EXは2024年に「EX」が付き、「SuperNATURAL Acoustic Piano 3(FANTOM-0に搭載されてるピアノ)」が追加されました。
RD-08とRD-88 EXは鍵盤と中身は一緒ですが、ノブとボタンの搭載数と機能を制限することにより価格を差別化した物になります。
Super Naturalピアノ、Super Naturalエレピ、ZEN-Core音源を搭載しています。
本体重量は13.5 kgです。
鍵盤はPHA-4スタンダード鍵盤を採用しています。(MIDIコントローラー A-88 Mk2と同じ鍵盤)
軽量コンパクトなのでライブで活躍するでしょう。低価格で操作性もシンプル。すぐに操作が覚えられます。
小さなスピーカーが内蔵されているので音がその場で鳴らせます。
ZEN-Core音源はFANTOM等と同じものです。他のZEN-Core音源対応機種で作成された音色やRoland Cloudで配布されるファイル(拡張子SVZ)
をインポートして演奏できます。
初代RD-88ユーザーはローランドクラウドでRD-88 EXというソフトウェアアップデートすると以下の機能が追加され、
RD-88 EXと同等のステージピアノになります。
・SuperNATURAL Acoustic Piano 3(FANTOM-0に搭載されてるピアノ)
RD-08ユーザーはローランドクラウドでRD-08 UPGRADEというソフトウェアアップデートすると以下の機能が追加され、
ノブやボタンの数が少ないRD-88 EXと同等のステージピアノになります。
・SuperNATURAL Acoustic Piano 3(FANTOM-0に搭載されてるピアノ)
・MainStageサポート
・Wave Expansionスロットx2
・USBオーディオ・インターフェース機能
詳細はこちら
https://www.roland.com/jp/products/rd-88_ex/
https://www.roland.com/jp/products/rd-08/
YAMAHA YC61 YC73 YC88
YCシリーズはライブ用に特化したキーボードです。
YC61はウォーターフォール鍵盤という、オルガンが弾きやすい物を採用し、重量も7.1Kgと、とても軽いです。
YC73はバランスドハンマーという重さが均一の軽めのピアノタッチ鍵盤(Montage8と同じ感じでアフタータッチは無し)13.4kgです。
YC88はNW-GH3鍵盤というピアノ鍵盤です。18.6kgで一番重いです。ピアノやエレピを重視する人向けです。
※ OS Ver1.3にすることでMontage Mと同じハンブルグピアノ、フェルトピアノや新しいロータリースピーカーやFMオルガンタイプ、音色が追加されます。
※ 73と88はフットペダル FC3Aが付属してます。(61は無い)
音源はVCM Organ音源 + AWM2(PCM)音源: 128音、FM音源: 128音。
VCMとはVirtual Circuitry Modelingの略で物理モデリング技術の事です。
ドローバーが付いていて、音色を切り替えた時もLEDで位置が判るようになっています。
ローランドのV-Vombo VR-730に近いコンセプトです。
バーチャルアナログ音源はありませんが、FM音源は本物です。
FM音源はアルゴリズムから細かくエディット出来る訳ではなく、音色はメーカーが用意したものを使用するスタイルです。
DXシリーズのあの音!みたいなのは網羅されています。音色名の頭に「FM」が付いてるのがFM音源を使用しているものです。
ピアノなどは下で紹介するCPシリーズとほぼ同じと思われます。ヤマハのピアノの音しかしません(笑)
エレピやシンセ、ストリングス、ブラスなど、ライブで使用するような音は全て網羅されています。
オルガン、KeyA、KeyBと3つの音色を重ねたり、左右でスプリットさせたりして設定できます。
オルガンにはプリドライブ、KeyA、KeyBにはそれぞれにインサーションエフェクト2つが直列に搭載され、
さらに3つどれかに設定出来るインサーションエフェクト、スピーカー/アンプ(ロータリーとかドライブなど)、リバーブ、マスターEQを経て出力されます。
これらの設定をライブセットとして160個保存できます。(1~8のボタンで切り替え。8個で1ページとして20ページ分=160個)
(プリセットは10ページ分(80個)間違って上書きしちゃったらヤマハのSoundmondoってサイトでダウンロード可能)
デザインがCPシリーズと同じような感じで統一されています。
意識高い系なので値段もそれなりに高いです(笑)
ピッチベンドとホイールの形や位置がヤマハ史上一番変わってます。
詳細はこちら
https://jp.yamaha.com/products/music_production/stagekeyboards/yc/index.html
YAMAHA CP88/73
本体重量は88が18.6kg 73が13.1Kgとステージピアノとしては軽いです。
同時発音数(ステレオで)128音のAWM2音源のピアノ、エレピ、その他様々な楽器音が収録されています。
CP88のNW-GH鍵盤は木製象牙調で、バネを使用していないピアノに近いタッチの物が採用されています。(本物のピアノに比べ若干軽め)
センサーが3つ搭載されていることにより、弱いタッチから強いタッチまで弾き分けやすく、トリル奏法や連打にも対応します。
CP73はバランスドハンマーという、どのキーも同じ重さの弾きやすい鍵盤になっています。
ヤマハ最新のフルコンサートグランドピアノ「CFX」、ヤマハ傘下のベーゼンドルファも搭載。使いやすいS700も入ってます。
そして、上部にヤマハでは珍しいスティック型のピッチベンドとホイールがあり、シンセ用マスターキーボードとしても使えます。
音色切り替え操作、簡単な音色コントロールなどが直感的に出来るレイアウトとなっており、ステージ向けキーボードとして有用です。
OSアップデートで音色追加も出来るようになっています。
別売りだけど譜面台も取り付け可能です。
詳細はこちら
https://jp.yamaha.com/products/music_production/stagekeyboards/cp88_73/
Studiologic Numa X Piano
イタリアのFATAR社の鍵盤と言ったらコレ。海外のキーボード・シンセサイザーは殆どFATAR社の鍵盤を採用しています。
同時発音数300音のサンプリング、ウェーブシェイピング、物理モデリングをミックスした強力なサウンドエンジンを内蔵。
特にNuma X Piano GTは、最新の88鍵木製ハイブリッド・グレーデッド・ハンマーアクション鍵盤「TP/400 Wood」を採用しています。
GTじゃない方は88/73鍵 TP/110プレミアム・ハンマーアクションです。
全モデル、アフタータッチが付いています。
「アコースティック・モデリング」のピアノ、「エレクトリック・モデリング」のエレピ、その他にもキーボード、ベース、ギター、オルガン、
シンセサイザー、オーケストラなど、200以上のサウンドが収録されています。
最大4種類の音色を同時使用可能で、各音色に2種類のインサーションエフェクトを割り当て可能、
最終段にマスターディレイ、マスターリバーブがあります。
左上のスティックは1つ目はピッチベンドとモジュレーション、2つ目は自由にアサインして使えるスティックとなっています。
TFTカラーディスプレイとカラーエンコーダー(ボタンにもなってます)で色がついている事で視認性が高くなっています。
USBオーディオとUSB-MIDI、MIDI端子もあり、オーディオ入力が4つもあるのも特徴です。
詳細はこちら
hhttps://dirigent.jp/studiologic/numa-x-piano-gt
Nord Stage 4
スウェーデンのClavia社最新のステージキーボードです。
Nord Piano 5がピアノ/エレピ、Nord electro 6がピアノとオルガン、Nord Wave 2がシンセサイザーに特化した製品として販売されていますが、
それらを全て合体させた最終形態がNord Stageとなります。
ピアノ、オルガン、シンセサイザーを搭載し、どんなジャンルでも対応可能です。
ピアノはグランド、アップライト、エレピなどあらゆる鍵盤楽器を網羅。ダイナミックストリングスレゾナンス、ペダルノイズがリアルさを増します。
オルガン(モデリング)はB3やパイプオルガンなどあらゆるオルガンサウンドを網羅。ドローバーで操作したりロータリースピーカーを制御したりドライブを掛けたり出来ます。
シンセサイザーはNord Wave 2のサウンドエンジンを搭載。3オシレータでアナログモデリングはもちろんPCM音源、FM音源も搭載。
上記音源はレイヤー、スプリットし放題。やりたい放題出来ます。
音源の最終段に充実したエフェクターも搭載しています。
Clavia社Nordシリーズの最終兵器です。
ステージでどんなジャンル、シーンでも困ることがありません。
ウェーブテーブルなどひねくれた音を除けばステージキーボードとして鳴らない音がありません。
が!値段が・・・70万円オーバー!・・・高すぎる(笑)
詳細はこちら
https://www.nordkeyboards.jp/products/stage4/
Roland Aerophone AE-20/30
ローランドのZEN-Core音源、SuperNatural音源を載せたウインド・シンセサイザーです。
フラッグシップシンセサイザー、Fantomと全く同じ音をウインドシンセサイザーとして演奏出来ます。
難しそうですが、初心者が買っても全く問題ありません。
サックス風の吹けるシンセサイザーと思って、割り切って使うと良いでしょう。
リアルな金管、木管楽器をSuperNatural音源で演奏出来ます。
T-SQUAREのようなシンセサイザー音色もZEN-Core音源という、PCM+アナログモデリングシンセサイザーで演奏出来ます。
何故かドラムキットまで収録されていて、ドラム音色が吹けます(笑)(タンギングでハイハットとかスネア鳴らせるww)
音色は沢山ある中から選んでも、自分で自由に作ることも出来ますし、その自由度はフラッグシップシンセサイザーそのものです。
スマホ用のフリー音色エディタ「Aerophone Editor」で作れます。
AE-20とAE-30の違いですが、AE-20はAE-30から
・サム・パッドを削除
・MIDI端子を削除
・モーションセンサーを削除
・エクスパンジョンデータ読み込み機能を削除
・Super-Natural音源のデータを厳選(主にハープなどの弦楽器等、吹かない楽器等を中心に削除)
・エクスパンジョンデータ読み込み機能を削除
・プリセットシーン数削減
・ボタンのカタカタ音の低減
となっています。
その代わり価格が抑えられています。
その他は操作マニュアルも共通です。
詳しくはこちら
https://www.roland.com/jp/products/aerophone_ae-20/
https://www.roland.com/jp/products/aerophone_pro/
で、結局どれがいいの?
ひとことふたことで表現すれば!
■CK61/88
電池駆動可能!とっても軽量。持ち運びやすい。
即戦力重視で特にエディットしなくても使える音色が豊富に揃っているし、
軽くて機能が少なく、操作が簡単です!
音色を全く作らない人におススメです。
■JUNO-D
鍵盤がFANTOM-0と同じしっかりしたセミウェイテッド鍵盤!
モバイルバッテリー駆動可能!とっても軽量。持ち運びやすい。
特にエディットしなくても使える音色が豊富に揃っている上、シンセサイザーなので自由に音色が作れます!
楽曲やサンプリング音を同時に鳴らしたり、PC用オーディオインターフェイスにしたりも出来ます!
PCMとアナログモデリングのハイブリッドなのでアナログシンセならではの表現も可能!
■MODX+
軽量なのにMONTAGEと同じ音!ヤマハの生楽器の音、伝統のFM音源とヤマハの音が充実!
おもり付きセミウェイテッド鍵盤搭載(アフタータッチは無し)
ヤマハの音を手軽に持ち運びたいならコレです!
■AX-Edge
本格PCM+アナログモデリング音源付きフルサイズキーボード!アフタータッチ付き!電池駆動可能!
リボン・コントローラーなど多彩なコントローラもあり。
派手なシンクリード、アナログシンセリードで前面に出てギターとバトルとか出来ます!目立ちたい人は是非!
■RK-100S 2
アナログモデリング音源付きミニサイズキーボード!電池駆動可能!そして軽量コンパクト!
リボン・コントローラーなど多彩なコントローラもあり。
派手なシンクリード、アナログシンセリードで前面に出てギターとバトルとか出来ます!上のAX-Edgeより小さいのが良い場合はコレ!
■SV-2
レトロ&モダンなフォルム、音色選びが簡単。真空管回路「Valve Reactor」が個性的。
ピアノタッチでキーボードサウンドに特化した割り切った設計が良いです。
スピーカー付きで何も繋げなくても音が鳴るのは便利。
■RD-2000 EX
多少重いが、ライブでのピアノ、エレピ演奏表現能力は圧倒的。
とにかく、ピアノタッチ、ピアノ音色、エレピ音色を重視する人はこちら。
■RD-08 / RD-88 EX
軽量コンパクトでSuper Naturalピアノ、エレピが持ち運べる!
その他音色はXEN-Core音源でカバー出来ます。他のXEN-Core機種のデータをインポート可能!
低価格なのも魅力!
■YC61/73/88
ライブでのオルガン、キーボード演奏表現能力が優れています。61は7.1Kgで軽い!
61はグリッサンド奏法とかしても血だらけになりません。FM音色は本物!その他音色はCP88/73と同等!
お金に余裕があれば、上段YC61、下段CPにするとパーフェクトです!
■CP88/73
ライブでのピアノ、エレピ演奏表現能力はピカイチ。(ただしオルガン、DXエレピ等もPCMなのでYC61の方が上)
弾き心地重視なら木製鍵盤CP88、軽さ重視なら13.1KgのCP73。音は一緒です!
■Numa X Piano
国内3社以外でまともな鍵盤と言ったらイタリアFATAR製のコレ!
Steinway、ヤマハのモデリングピアノ、エレピ、その他を圧巻の同時発音数300で演奏!
■Nord Stage 4
実はこちらもイタリアFATAR製トリプルセンサー、アフタータッチ付き鍵盤!
Clavia社Nordシリーズの最終兵器です。
ステージでどんなジャンル、シーンでも困ることがありません。
ウェーブテーブルなどひねくれた音を除けばステージキーボードとして鳴らない音がありません。
■Aerophone
音源付きウインド・シンセサイザー!電池駆動可能!
ブレスコントロールでキーボードで演奏するよりも感情表現豊かに演奏可能!
鍵盤苦手でもサックスなら出来る!という方、
ライブで前面に出てサックス、ギターと演奏とか、目立ちたい人は是非!