シンセサイザー研究室

オシレーターの作成

※ この記事はVirus TI、TI2、TI Snowを対象としています。 また、OSはTIOS 4.5以上を前提に記述しています。

シンセサイザの音作りの基本は音の波形作りから始まります。 オシレータ部から作っていくとしましょう。Enjoy making waves !!

オシレーターセクション

Virus_TI OSC1

VirusTIにはイニシャライズ機能は無いのでBank RAM-Aまたは ROM-Aの126番「-START-」または127番「-INIT-」を選んで音作りを始めます。

オシレータ1、2、3と3つあるのですが、OSC1から作っていきます。

オシレーター1(Classic)

■Mode
Virus_TI OSC1classic1

「Classic」と表示されているコンボボックスをオシレーターモードと言います。
オシレーターモードは
Classic、Hyper-Saw、Wavetable、WavePWM、
Grain Simple、Grain Complex、Formant Simple、Formant Complex

と、まぁ沢山あります。
「Classic」は従来のVirusのサウンドです。
これが基本になりますので「Classic」から始めましょう。

■Shape
Virus_TI OSC1classic1 Virus_TI OSC1classic2 Virus_TI OSC1classic3

真ん中の大きなダイアルがShapeダイアルです。
このツマミは真ん中を境に2つの役割があります。(127段階で真ん中が64です)
真ん中より右側にツマミを回すと波形がノコギリ波から矩形波に変わっていきます。
真ん中がノコギリで右に回す程、偶数倍音が取り除かれていき、最終的にパルス波になります。

逆に真ん中から左に回すと、倍音がどんどん取り除かれていきます。
つまり真ん中に近づく程、倍音成分がたくさん足されます。要は 0は基音のみで63が一番倍音を含んでいるということです。
基音って言ってるのは Sin~Wave 64 までの波形のことです。

※ <豆知識>
サイン波を基音として倍音をどんどん重ねていくとノコギリ波に、 サイン波を基音として奇数倍音だけどんどん重ねると矩形波になります。

※ <豆知識>
エディタのつまみをクリックしてからマウスのホイールを回すとパラメータが1ずつ変化します。
ホイールを使えば数値の細かい設定が簡単にできます。

■Wave Select / Pulse Width
Virus_TI OSC1classic4 Virus_TI OSC1classic5

このツマミは上記SHAPEが真ん中より右か左かで役割が変わります。

Shapeが真ん中より左の場合、基音となる波形を選択するツマミに変身します。
波形は64種類あります。サイン波、三角波、他62種類の波形です。波形についてはコレ参照> 波形一覧

Shapeが真ん中より右の場合、このツマミはパルス幅を決定します。
一番左が50%で一番右が99%となっています。パルス波で幅が50%の物を特別に矩形波と言います。

※ <豆知識>
このパラメータをLFOにアサインして揺らすとLFOのスピードによって コーラスやフェイザーのような効果を得ることが出来ます。
これをパルス・ウィズ・モジュレーション(PWM)と言います。

■SUB OSC
サブオシレーターはメインオシレーターの1オクターブ下の高さで鳴ります。矩形波か三角波を選びます。
音の大きさはMIXERの所にあるSUB OSCで調節します。ベース音など、音に厚みを持たせたい時に使います。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。
リズム楽器などを作成した時などに良いかもしれません。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(HyperSaw)

■Mode
Virus_TI OSC1HyperSaw1

Modeを「HyperSaw」に変更すると、ノコギリ波を最高9つ重ねられるモードになります。
分厚くて元気なノコギリ波が沢山重なった音を作るときに使います。
ローランドのアナログモデリングシンセサイザー「JP-8000」という機種で
ノコギリ波を6つ同時に鳴らせる「SuperSAW」という機能がありました。
これがトランステクノなどで大受けしたため、各社マネして機能として追加してるんですね。

■Density
真ん中の大きなダイアルは「Density」になります。「Density」でノコギリ波の本数を決めます。1.0~9.0まで設定します。
小数点はスムーズに変化するように各ノコギリのボリュームを小刻みに変化(クロスフェーズ)させるためにあります。

■Detune(Spread)
各ノコギリのピッチを少しずつずらします。この設定を大きくすればするほど各ノコギリ波のピッチがずれて派手な音色になります。

■Sync
Virus_TI OSC1HyperSawSync
オシレータ2がHyperSAWの時に設定可能なパラメータです。
オシレータ1ではオシレータコモンの「SYNC 1>2」が有効の場合、オシレータシンクが掛けられます。
オシレータシンクに用いられる周波数がTI本体に1つあり、その周波数をSyncパラメータで決めます。
SyncパラメータはOSC1と2共通です。

■SUB OSC
SUB OSCの波形はHyperSAWの場合、矩形波固定です。HyperSAWのサブオシレータを「HyperSub」と言います。
実は同時に各ノコギリ波につき1音、1オクターブ下の高さで矩形波のサブオシレータも重なって鳴っていて、
MIXERのSUB OSCのスライダで割合を変更出来ます。適度にHyperSUBも聞こえるようにすると音に厚みが増します。

MIXERのSUB OSCの値が0だとノコギリ波のみ、
MIXERのSUB OSCの値が64だとノコギリ波と1オクターブ下の矩形波が半分ずつ、
MIXERのSUB OSCの値が127だと矩形波だけになります。

これを応用し、MIXERのSUB OSCの値を127にしてSEMITONEを+12にすればHyperSquareになります。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(WaveTable)

■Mode
Virus_TI OSC1WaveTable1

Modeを「Wavetable」に変更すると、ウェーブテーブルモードになります。
ウェーブテーブルとは波形を最大128個を並べた波形テーブルを用意して、 その波形を次々に切り替えて読み出していくことによって変化のある音を作り出す仕組みです。
それぞれにインデックスを付けておいて、インデックスを指定して次々と読み出して出力すると不思議な変化をする音になります。 インデックスの指定はLFOやベロシティ値など様々な仕組みを使って指定して波形を呼び出します。 ノコギリ波のように変化させればウェーブテーブルの頭から最後までを順番に呼び出すことが出来るし、 三角波を使用すれば、1>127と順番に呼び出した後に、127>1と逆再生するといったことも可能です。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
Virus_TI OSC1WaveTable2
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(WaveTable PWM)

■Mode
Virus_TI OSC1WavePWM

Modeを「Wave PWM」に変更すると、WaveTable PWMモードになります。
同じウェーブテーブルを2つ用意し、相互にフェイズシフトしてパルス・ウィズ・モジュレーションに似た効果を作り出します。

※ PWMやDetuneパラメーターを使用しない場合はWaveTableモードにした方がDSPパワーを消費しません。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■PWM
値が0の場合、偶数倍音が取り除かれて矩形波のような音になります。
値が127の場合、殆どの倍音が取り除かれ、芯の細い音になります。
Detuneパラメータとの組み合わせ次第で、PWMの値が大きい方が変化が判りやすくなることもあります。

■Detune
この値を設定するだけで、他のパラメータに変調を掛けなくても、温かみのあるPWMサウンドが作り出せます。

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。多少INTERPOLATIONを効かせた方がプチプチノイズを解消できます。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(Simple Grain Table)

■Mode
Virus_TI OSC1GrainSimple

Modeを「Grain Simple」に変更すると、シンプル・グレイン・テーブル モードになります。
グレインとは「粒」という意味で、ウェーブテーブルを構成している波形一つ一つのフォルマント(音の特徴) を操作しちゃいましょう!というオシレータです。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■FORMANT-SHIFT
ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位で変化させます。
この値が小さい場合、人間の声で言えば「口をすぼめた感じ」、この値が大きい場合は「口を大きく開いた感じ)」になります。
シンプルバージョンの特徴は、どこにフォルマントシフトを設定しても、基本周波数は常に聞こえるということです。

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(Complex Grain Table)

■Mode
Virus_TI OSC1GrainComplex

Modeを「Grain Complex」に変更すると、コンプレックス・グレイン・テーブル モードになります。
シンプル・グレインとの違いは、基本周波数が他の波形成分と共にシフトされる点です。
コンプレックス・グレインの方がDSPパワーを消費しますが効果は非常に大きいです。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■F-SHIFT
FORMANT-SHIFT値です。ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位で変化させます。
この値が低い場合、人間の声で言えば「口をすぼめた感じ」、この値が大きい場合は「口を大きく開いた感じ)」になります。

■F-SPREAD
FORMANT-SPREAD値です。フォルマント(音の特徴)は波形のコブのような物で、そのコブの幅を広げたり縮めたり出来ます。
この値が小さい場合、人間の声で言えば「口を縦に広げた感じ(あいうえおの「お」)、
この値が大きい場合は「口を横に広げた感じ(あいうえおの「い」)」になります。
F-SPREAD値をLFOなどで揺らすと面白い音になります。

■DETUNE
Local-Detune値です。1オクターブ離れた2つのオシレーターのデチューン(ピッチ)を調整します。
効果的に使うには、フォルマントスプレッド値を低く設定します。

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(Simple Formant Table)

■Mode
Virus_TI OSC1FormantSimple

Modeを「Formant Simple」に変更すると、シンプル・フォルマント・テーブル モードになります。
シンプル・グレイン・テーブルと殆ど同じですが、フォルマントが固定されているのが違うところです。
人間の声で言えば、音の特徴を決めている「喉」の形が固定される・・・といった所でしょうか。
グレインの場合は、キーボードを弾く位置で多少変化があったのですが、それが固定されているのです。
正確には、ウェーブテーブルインデックス位置の周波数成分で決定された最大256個の
レゾナントバンドフィルターを通した音となるそうです。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■FORMANT-SHIFT
ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位で変化させます。
この値が小さい場合、人間の声で言えば「口をすぼめた感じ」、この値が大きい場合は「口を大きく開いた感じ)」になります。
シンプルバージョンの特徴は、どこにフォルマントシフトを設定しても、基本周波数は常に聞こえるということです。

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレーター1(Complex Formant Table)

■Mode
Virus_TI OSC1FormantComplex

Modeを「Formant Complex」に変更すると、コンプレックス・フォルマント・テーブル モードになります。
シンプル・フォルマントとの違いは、基本周波数が他の波形成分と共にシフトされる点です。
コンプレックス・フォルマントの方がDSPパワーを消費しますが効果は非常に大きいです。

■INDEX
一番大きなダイアルはIndex値となります。
IndexはWaveTableのどの位置の波形を再生するかを決める値です。Index番号0~127を選択します。
普通はこのIndexをLFOやエンベロープを使用して時間的に変化させてユニークな音にします。

■TABLE
WAVETABLEを選択します。100種類の中から選択します。
それぞれのテーブルが最大128個の波形が並んだテーブルになっています。(全部128個とは限らないようです)

■F-SHIFT
FORMANT-SHIFT値です。ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位で変化させます。
この値が低い場合、人間の声で言えば「口をすぼめた感じ」、この値が大きい場合は「口を大きく開いた感じ)」になります。

■F-SPREAD
FORMANT-SPREAD値です。フォルマント(音の特徴)は波形のコブのような物で、そのコブの幅を広げたり縮めたり出来ます。
この値が小さい場合、人間の声で言えば「口を縦に広げた感じ(あいうえおの「お」)、
この値が大きい場合は「口を横に広げた感じ(あいうえおの「い」)」になります。
F-SPREAD値をLFOなどで揺らすと面白い音になります。

■DETUNE
Local-Detune値です。1オクターブ離れた2つのオシレーターのデチューン(ピッチ)を調整します。
効果的に使うには、フォルマントスプレッド値を低く設定します。

■INTERPOLATION
ウェーブテーブルに並んでいる波形同士をなめらかに変化させるようにするパラメータです。
パッド音色などで、波形の変化が目立たせたくない場合などに使用します。
デフォルト値が0の時がもっともなめらかに変化します。(隣同士の波形音が50%ずつミックスされる)
値が127へ近づくに従ってミックスの割合が減っていき、波形と波形の境目が目立つようになります。
リズミカルに変化させたい場合に値を大きくします。

■SEMITONE
半音単位に+/-48半音でピッチを変えます。
5度や7度でずらして演奏したり、リングモジュレータを使用する際に波形のピッチを大幅にずらす際に使用します。

■KEY FLW(KEY FOLLOW)
鍵盤によるピッチコントロールの強さを設定します。
例えば鍵盤を2オクターブ高く弾いて初めて1オクターブピッチが上がるようにしたり出来ます。

■VEL > OSC1 (Velocity > OSC1)
ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)によってOSC Shapeを変える設定です。変化する度合いを変更します。

オシレータ2について

Virus_TI OSC2
オシレータ1とほぼ同じです。サブオシレータが無く、代わりにデチューンパラメータがあります。

■DETUNE
オシレータ1に対してほんの少しピッチをずらすパラメータです。少しだけピッチをずらすことにより音に厚みを出したり出来ます。

OSCILLATOR COMMON(オシレータ共通設定)

Virus_TI OSC Common
■SYNC 1 > 2
このボタンを押すとオシレータシンクになります。
オシレータシンクとはオシレータ1にオシレータ2の周期を同期させるスイッチです。
オシレータ2の波形周期を強制的に妨げてオシレータ1が周期をスタートさせるのと同時に再スタートさせます。
オシレータ2の波形周期の妨害の反復は倍音を含む新たな波形を創り出します。

オシレータ1がコレ
osc_sync1

オシレータ2がコレだとすると
osc_sync2

SYNC 1 > 2 をONにするとオシレータ1の周期が一周した時にオシレータ2の周期が再スタートします。
つまり、オシレータ2の黒い部分が繰り返すようになります。
osc_sync3
こんな感じにオシレータ2が新しい波形に変身するのです。派手に波形変化を求める場合はSEMITONEパラメータを動かすと良いです。
DETUNEも有効ですね。LFOなんかで揺らしたり鍵盤を弾く強さ(ベロシティ)で変化を出しても良いでしょう。

Virus_TI OSC Common
■ENV > OSC2
Filter Envelope > OSC2 Pitch です。フィルターのエンベロープを使用してオシレータ2のピッチを変化させる度合いを設定します。
真ん中を境に右に回すとエンベロープ通りに、左に回すと、エンベロープと逆さにピッチが変化します。

■PHASE INIT
ノートの始まりの時のオシレータの位相を選択します。0だと、各オシレータはバラバラの位置から波形再生をスタートしてしまいますが、 コレを1以上に設定するとオシレータ1は0度から、オシレータ2は設定値分だけ位相をシフトさせて再生します。 OSC3はOSC2反対方向にシフトします。
これを設定することでノートの始まりに倍音成分を集めることが出来るので打楽器などを作る場合に有効です。

■VEL > PW
Velocity > Pulse Width です。ベロシティによってパルスウィズをどのくらい変化させるかを設定します。

■PORTA
Patch Common Portament です。パッチのポルタメントの速さを設定します。 0はオフで、値が大きくなるほどゆっくりポルタメントが掛かります。

■FM AMT
FM Amount です。オシレータ1によるオシレータ2の位相変調(フリケンシーモジュレーション(FM))の強さを設定します。
上記SYNCとFMは同時使用が可能です。

■ENV > FM
Filter Envelope > FM です。フィルターのエンベロープを使用してオシレータ1によるオシレータ2のFMの強さを設定します。
真ん中を境に右に回すとエンベロープ通りに、左に回すと、エンベロープと逆さにピッチが変化します。

■VEL > FM
Velocity > FM です。ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)を使用してオシレータ1によるオシレータ2のFMの強さを設定します。

■FM MODE
オシレータ2のFMに関する動作モードを設定します。オシレータモードがClassicの場合は以下のようになります。
 ●Pos Triangle
 オシレータ1が作るポジティブ三角波で変調します。
 ●Triangle
 オシレータ1が作るバイポーラ(両極)三角波で変調します。
 ●Wave
 オシレータ1の選択波形がFMソースとなります。2オペレータのFMサウンドが作れます。
 ●Noise
 ノイズがFMソースになります。NOISE COLOR(後述)の設定が影響するので注意。
 ●「In L」「In L+R」「In R」
 外部アナログ端子、内部AUXバスからの入力をFMソースにすることが出来ます。

オシレータモードがWaveTableを使用するモードの場合は以下のようになります。
 ●FreqMod
 アナログスタイルのFMです。フリケンシーモジュレーションになります。
 ●PhaseMod
 ヤマハのDX7スタイルのFMです。フェイズモジュレーションになります。

■SYNC
以下はOSC2がHyperSAWの時にのみ出てくるパラメータです。
Virus_TI OSC Common
■SYNC AMT
X-SYNC Frequency です。オシレータシンクの強さを設定します。
■ENV > SYNC
Filter Envelope > X-SYNC です。フィルターエンベロープでオシレータシンクの周波数を変化させる事が出来ます。

その他

OSCILLATOR3 パラメータ

Virus_TI OSC3
■OSC MODE
 ●OFF
 OSC3を使用しません。発音数が勿体無いので普段はOFFにしておきます。
 ●SLAVE
 スレーブにすると、設定がデチューンを除いてOSC2のコピーになります。
 OSC2をいじればOSC3も変化するので面倒くさくなくて良いです。デチューンはOSC2と反対に動きます。
 ●SIN~WAVE 64
 任意の波形を設定します。

■SEMITONE
オシレータ3のSEMITONEを設定します。

■DETUNE
デチューンをオシレータ1に対して設定します。

NOISE

Virus_TI Noise
■COLOR
ノイズの明るさを設定します。0は普通のホワイトノイズ、マイナスだと暗く、プラスだと明るいノイズになります。

UNISON

Virus_TI Unison
ユニゾン機能です。ボイスを重ねて発音します。

■UNISON MODE
ボイスを重ねる個数を決めます。TWINが2つで最大8まで選べます。当然ながら最大発音数はその分減ります。

■DETUNE
ボイス同士のピッチを少しずらします。ずらすことによって厚みが出ます。

■PAN SPRD
Unison Panorama Spreadです。パン・スプレッドで音を左右に広げます。ステレオ感が増します。

■LFO PHS
Unison LFO Phase Offsetです。各ボイスのLFOをずらします。

PUNCH

Virus_TI Punch
■INTENSITY
アンプ・エンベロープのアタックが短い場合に、音の出だしでパンチを効かせるためのパラメータです。
パーカッションやリズム音色に効果を発揮します。

MIXER

Virus_TI Mixer
■OSC 1/2 BALANCE
OSC1と2の音量バランスを設定します。

■OSC 3
OSC3の音量を設定します。OSC3がオフの場合は設定できません。OSC3が「Slave」の場合はOSC2の設定に合わさります。

■SUB OSC
OSC1のサブオシレータの音量を設定します。OSC1がHyperSAWの時はHyperSAWとHyperSUB(矩形波)の音量の割合となります。

■OSC VOL / SATURATION
オシレータのボリュームを設定します。真ん中の0がMAXで、さらに右に行くとサチュレーション(ディストーション)が発生します。
サチュレーションの設定はフィルターセクションで行います。
※ このパラメータはフィルターセクションのフィルターコモンパラメータの「OSC VOL / SATURATION」と同じ物です。

■NOISE
ノイズのボリュームを設定します。この値が0の場合、NoiseのColor設定が出来ません。

■RING MODULATOR
リングモジュレータのボリュームを設定します。
リングモジュレータとはオシレータ1と2の周波数を足し算、引き算した波形が出力されるというものです。
例えばOSC1=440HzとOSC2=100Hzなら540Hzと340Hzの音がMIXされて出てきます。予測は困難ですが金属音っぽい音が作れます。

※ エフェクトセクションにもリングモジュレータがありますが、こちらとは別の信号を加工するので独立しています。


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