サックス、オーボエ、フルートなどリードを備えた木管楽器関係の物理モデリングオシレータです。
※ ダブルサイズのオシレータなのでOSC2は使えません。
構成は以下の4つから成っています。
■モデリング楽器の選択
まず、楽器を選択し、ピッチベンドの仕方を決めます。
サックス、クラリネット、フルート、尺八まで好きなものを選んで下さい。
ベンドの仕方はサックスならSmooth、フルートならJumpが普通でしょう。
もちろん絶対にそうしなければダメということはありません。
■プレッシャー
次にリード(口を付ける所)へ吹き込む息の強さを設定します。
アフタータッチを割り当てて気合を入れたり、EGでコントロール、LFOで揺らす、などで、本物っぽく聴こえるように調整しましょう。
このセクションは重要です。こだわって作りましょう。
最後にブレスノイズの量を調整して完成です。
※ノイズの音質はノイズの設定のところで設定出来ます。(ノイズジェネレータの章参照)
■Reed Modulation
ウェーブシェイプを行います。
これはスタンダードオシレータのウェーブシェイプと同じです。軽めに掛けて、個性を出します。
■Peaking EQ
ハイパスフィルタとピーキングタイプのイコライザを掛けます。
ハイパスフィルタは周波数の低い部分を削るフィルタなので値が大きい程、音が軽く細くなります。
イコライザは設定した周波数の周りを持ち上げて強調するイコライザです。
Qで範囲、Gainでどのくらい持ち上げるか決めます。
以上で完成です。
ギター、ベースなど打弦楽器の物理モデリングオシレータです。
※ ダブルサイズのオシレータなのでOSC2は使えません。
構成は以下の5つから成っています。
■アタック
弦を弾く強さを決めます。ベロシティによる変化も設定します。
アタックノイズは弾いた時に出るノイズの量です。ノイズ成分が多いときらびやかで派手な音になります。
※ ノイズはノイズジェネレータの物を使用するので、ノイズの性質等をノイズジェネレータの設定で決めて使います。
次にアタック波形のエンベロープを決めます。
角度を急にすると硬い音色になります。ギターの様な物は硬く、フレットレスベースの様な物は柔らかく設定すると良いでしょう。
■ダンピング
弦の質や、指での弦の押さえ方による高周波数成分の減衰量を設定します。
Dampingの値が大きいと高周波数成分がすぐ消えるので音が暗くなります。
弦が柔らかい楽器やフレットレスベースなどはDampingを大きくします。
反対に弦が硬い楽器やギターなどはDampingを小さくし、高周波数成分を強調した方が良いでしょう。
キーボードトラックで鍵盤を弾く位置によるDampingの変化を設定出来ます。
次に、Decayで鍵盤を押している最中の音の減衰時間を、Releaseで鍵盤を離した後の音の減衰時間をそれぞれ設定します。
※ エディットする時はAmpEGのブレイクレベル、サスティンレベルを上げておきましょう。
■ストリング
弦を弾く位置と弦の太さを決めます。
String Positionで弦を弾く位置を設定します。50が真ん中で0が端、99でもう片方の端です。
Dispersionは弦の太さです。Dispersionが大きい程、弦が太くなります。小さいと細い弦となります。
※ 上げすぎるとワイアみたいに太くなってピッチが不安定になるそうです(笑)
弦を弾く位置と弦の太さまでLFOやEGなどで変えられるので、
打弦楽器の形が弾いてる途中で変わると言うトンでもないことが出来る
ということになります。
次にHarmonicsを設定し、ハーモニクス効果を得るときの弦の位置を決めます。
※ ハーモニクスとは
ハーモニクスとはその音の「倍音」と呼ばれる成分だけを抽出して響かせること。
解放弦からブリッジまでの長さをぴったり2等分とか3等分などした位置の弦に
軽く触れて(押さえない。触れるだけ。)弦をつま弾くと透明で澄んだ音が出ます。
■ピックアップ
最後にピックアップの設定をします。
ピックアップを通した音色にしたい場合にONにします。
このスイッチをONにするとピックアップ位置による音色の設定とモジュレーションの設定が出来ます。
※ ピックアップとは
ギター/ベースの弦を弾くことによって生まれる、耳で聴くことが出来る音を電気信号に変換して、
その信号を外部に出力してくれる働きをつかさどる部品で、エレキギターの電気的な心臓部です。
■イコライザの設定
あとは、LowEQの設定で低音部をどのくらい強調するかを決めて完成です。
バイオリン、チェロなど弦を弓で擦る楽器(擦弦楽器)の物理モデリングオシレータです。
※ ダブルサイズのオシレータなのでOSC2は使えません。
構成は以下の5つから成っています。
■Bow
運弓速度、弓を押し当てる圧力、弓と弦の間の摩擦係数(摩擦量 ※松ヤニの量に相当)を設定します。
モジュレーションホイールや様々なコントローラーを割り当てる事が出来るため、
自分でモジュレーションホイール等を使って弓を動かす事も可能です。
果たして、そんなに器用な事が可能なのか!?(笑)
■ダンピング
弦の質や、指での弦の押さえ方による高周波数成分の減衰量を設定します。
Dampingの値が大きいと高周波数成分がすぐ消えるので音が暗くなります。
弦が柔らかい楽器などはDampingを大きくします。
反対に弦が硬い楽器はDampingを小さくし、高周波数成分を強調します。
キーボードトラックで鍵盤を弾く位置によるDampingの変化を設定出来ます。
■ストリング
弦に弓を当てる位置と弦の太さを設定します。
String Positionで弦に弓を当てる位置を設定します。50が真ん中で0が端、99でもう片方の端です。
Dispersionは弦の太さです。Dispersionが大きい程、弦が太くなります。小さいと細い弦となります。
※ 上げすぎるとワイアみたいに太くなってピッチが不安定になるそうです(笑)
弦を弾く位置と弦の太さまでLFOやEGなどで変えられるので、
擦弦楽器の形が弾いてる途中で変わると言うトンでもないことが出来る
ということになります。
■リフレクション
弦の端点での波の反射量を設定します。大きい程、音が鳴りやすくなります。
■イコライザの設定
ピーキングEQで特定の周波数周辺を持ち上げ強調し、完成です。