パーカッションのPCM波形を割り当てたいドラムパート(上図の1)をどれか一つ選んで
PartEditキー(左図の1)を押します。
波形の名前を表示する画面にして、割り当てる波形を決めるだけです。
ハイハットのようにクローズとオープンが同時に鳴ったらおかしい物は
6A,6Bまたは7A,7Bのパートに設定します。
もちろん、同時に鳴らないようになってるだけで普通のパートとして使うことも可能です。
AとBで交互に連打するとかそういう用途が無い場合は、
普通のパートとして積極的に使ってもかまいません。
※ Aに設定する波形の余韻が長い場合(例えばシンバル)、Bに任意の波形を設定し、
音量をゼロにしてAが鳴ってる最中にBをトリガーすると
Aの音を途中で消す(ミュート)なんて事も可能です。
各ボタンにパーカッションのPCM波形(207種類)を1つずつ選んで割り当てます。
1番はキック、2番はスネア、3番はシンバルという様に設定していきます。波形は好き勝手に割り当てられます。
●PITCH / GLIDEツマミ
ドラムパートの場合ピッチのツマミになります。「GLIDE」は無視してください。
ピッチを変えることによって、例えばスネアドラムの音を重くしたり軽くしたり出来ます。
シンバルの音を軽くしたり、銅鑼の様にしたり、ハイハットの音を高くするなど音色を調整出来ます。
タムの音を設定する場合、複数のドラムパッドにタムの音を割り当てて、
各ドラムパッドのピッチを複数用意してドラムキットを作成することが出来ます。
●EG TIMEツマミとAMP EGボタン
音の減衰の仕方と減衰する時間を決めます。
まずAMP EGボタンで「減衰音」か「持続音」かを決めます。
次にEG TIMEツマミで音が消えるまでの時間を指定します。
PCM波形の再生が終了しても音は消えるので、実際は音を短くしたりする時に使います。
●PANとVOLUMEツマミ
PANは左右の定位、VOLUMEは音の大きさを指定します。
モーションシーケンス機能でリアルタイムにコントロール出来るので演奏中、左右に動かしたり、
スネアドラム連打でだんだん音を大きくしたりと言ったことも簡単に出来ます。
●FX SELECTとFX SENDボタン
FX SELECTで使用するエフェクタ回路を選択し、FX SENDでエフェクターを有効にします。
モーションシーケンス機能で曲の途中で突然エフェクトを切ったり、
深いリバーブやディレイを突如掛けたり、エフェクトを切り替えることが可能です。
●TYPEボタン
揺らし方を決めます。5種類の中から選びます。
ノコギリ型、矩形型、三角型、サンプル&ホールド(ランダム)、EG(エンベロープ)
と並んでいてEG以外は周期的に繰り返されます。
三角型だけトリガーによって周期がリセットされないようになっています。
●SPEEDツマミ
変化のスピードを調整します。BPM SYNCがオンの時はテンポと同期します。
●DESTボタン
モジュレーションを掛ける対象を選びます。
ドラムパートの場合はPITCH、PAN、AMPに対して有効です。
ピッチは音の高さ(ビブラート)、PANは左右の定位、AMPは音の大きさ(トレモロ)
となります。
EG(エンベロープ)は一発で効果が終わってしまうので
ピッチに掛けて上昇(または下降)、PANに掛けて左から右(または逆)へ
通り過ぎるなんて効果が作れます。
●DEPTHツマミ
モジュレーションの深さを設定します。
ツマミをマイナス方向にするとノコギリやEGの場合、形がひっくり返ります。